【大学薬学部】どちらの方が大変?病院と薬局実習

大学の薬学部では、病院と薬局で実際の薬剤師の業務を体験する実習があります。

約5ヶ月にも及ぶ長い期間、一社会人として業務に取り掛かるわけですが、当然、簡単な道のりではありません。

また、病院と薬局は場所が異なるため、細かい業務内容や学べること、そして、その大変さも異なります。

今日は、病院と薬局、どちらの実習の方が大変なのかという内容です。

目次

【病院と薬局実習の違いについて】

では、病院と薬局実習での違いについてまず見ていきましょう。

大きく両者の違いを説明すると、

病院:医療メンバーの1人として患者の治療に関わる
薬局:地域住民の健康を支えるかかりつけ薬剤師の役割

このように表現できるでしょう。

病院には、医師や看護師、助産師、理学療法士など医療に関わるあらゆる人がおり、それぞれに役割があります。

またそれぞれが関わり合っており、協力しながら患者の健康をサポートする場所です。

その一方で、薬局は基本的に薬を扱うところで、患者として来るのは地域に住む人が多いです。

かかりつけ薬剤師として彼らのために働きます。

【病院と薬局実習で大変なのは?】

病院と薬局実習で、どちらの方が大変なのか、こればかりは個人の感覚によりますが、一般的には、「病院」と回答する学生が多いです。

その理由としてよく挙げられるのが、病院実習の業務の多さです。

薬剤師業務や処方監査、無菌調剤など多岐に渡ります。

そして、医療メンバーというチームに参加することは、薬局とは異なるコミュニケーション力や責任の重さがあります。

学生によってはこれがかなり大変になるでしょう。

【病院実習をうまく乗り越えるために大切なこと】

薬局実習も当然、大変ではありますが、病院の方に苦戦する学生が多いのは事実です。

ここでは、そんな病院での実習を乗り越えるために大切なことについてご紹介します。

≪自分の立場を理解する≫

学生であり、薬剤師ではありません。

学生によっては実習中のミスやうまくいかない時に落ち込んでやる気がなくなってしまうことがありますが、そのようなものです。

なぜなら、学生は実習という場で学びに来ているので、わざとミスをするのはもちろん他のメンバーや患者に迷惑がかかるのでいけませんが、ミスをして学ぶことは実習の目的でもあります

先輩や指導員に怒られてもそれは自分のためにやってくれていることだと、前向きに捉えます。

≪わからないことは聞く≫

それを踏まえて、実習ではできるだけ多くのことを吸収しましょう。

わからないことがあれば積極的に聞くこと、放置はいけません。

後できっとあなたに返ってきます。

質問するのを躊躇してしまう人はいますが、恥ずかしいなどは考えないでください。

先輩はそのような学生を何人も見てきていますので、気にしていません。

≪基本を整える≫

基本というのは、身だしなみだったり、挨拶だったり礼儀だったりです。

特に挨拶はメンバーで業務をこなす上で大切であり基本。

挨拶などをしっかりすることで先輩からの印象もよくなり、質問をしても優しく教えてくれるでしょう。

ここでご紹介したのは、全て当たり前で基本的なことばかりですが、案外このようなことを忘れて知識だけ詰め込んだり、変なプライドを持ったりすることがあります。

それだと、学びの場には適しません。

【まとめ】

今日は、大学薬学部の学生に向けて病院と薬局実習ではどちらが大変なのかについて解説しました。

一般的には、病院とされていますが、本記事の内容を頭に入れて臨めばそんなに難しいものではありません。

では、次回も薬学部に関する有益な情報を発信しますので、お楽しみにしておいてください。

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