薬剤師国家試験の勉強を始めるタイミング

薬剤師になるにあたり、非常に大切になるのがこの薬剤師国家試験です。

当たり前ですが、どんなに薬学部で6年間過ごそうが、国家試験を突破しなければ薬剤師とは名乗られません。

その「合格」を手にするために欠かせないのが、もちろん国家試験への勉強です。

今日は、そんな薬剤師国家試験の勉強を始めるタイミングについて詳しく解説します。

薬学部に在籍する学生はぜひ最後までお読みください。

目次

【薬剤師国家試験に必要な勉強期間は1年間】

その学生の学力や勉強方法などによって前後はしますが、一般的に、薬剤師国家試験に向けた対策には、1年間ほどの時間がかかるとされています。

定期試験のように数週間前などの学習でどうにかなるほど簡単な試験ではありません。

学力が足りない学生などは1年以上かかるケースもあり、大学生活はかなり多忙になるでしょう。

その国家試験対策の勉強はどのタイミングで始めるのが最も効率的でおすすめなのか?

実習やレポート、その他、普段の学習など忙しい薬学部の学生ですので、いつ始めるかというのも合格を手にするためには重要な要素です。

【薬剤師国家試験の勉強を始めるタイミング】

結論としては、6年生の春から始めるのが理想的なタイミングといえます。

4月にスタートすることで無理なく戦略的に量をこなせます。

この時期は就職活動や卒業研究など忙しい時期でもありますので、勉強時間としてはそこまでガッツリ取るのではなく3~4時間/日でいいでしょう。

また、基礎力を高める時期と認識しておくと後々いい結果につながります。

いきなりものすごい量をやるというよりはウォームアップではないですが、長い道のりのために徐々に慣らしていく意味もあります。

そして、遅くても、6年生の夏までには勉強は開始したいです。

7~8月で、ここから始める場合は計画性が鍵を握ります。

時間的余裕がものすごくあるわけではなく、学生によっては足りないということにもなり得ますので、精神や体力に自信のある人にはいいかもしれません。

≪5年生の春~夏でもOK≫

もっと時間・精神的に余裕を持ちたいのであれば、5年生の春から夏にかけての時期でもOKです。

ここから始めると国家試験の範囲を一通りカバーでき、演習や過去問、模試などを十分に活用できます。

6年生で実習などに追われても余裕があります。

≪6年生の秋から始める学生もいるが≫

6年生の秋の時期から勉強を始めるのは、あまりおすすめしません。

その中には、合格した学生ももちろんいますが、多数派ではないでしょう。

相当な集中力と綿密な戦略が求められ、誰でも簡単にできるものではありません。

【まとめ】

いかがでしたか?今日は、大学薬学部の学生に向けて、薬剤師国家試験の勉強を始めるタイミングについて解説しました。

どのように勉強をするか、何を重要視するかなどの他にも、開始タイミングというのも考えなければいけなく、学生生活の様子を見て決めるといいでしょう。

それを踏まえて、6年生の春くらいが最も適切であり、遅くても夏くらいには取り掛かるよう意識してください。

そうすることで後悔なく、スムーズに試験対策を行えると思います。

では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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