何から始めたらいいのかわからない【薬剤師国家試験】

薬剤師と名乗るには、免許が必要です。

それを取得するのには「薬剤師国家試験」に合格しなければいけません。

現在、大学薬学部に通う学生の中には、薬剤師国家試験に向けて何から手をつけたらいいかわからないという人もいると思います。

今日は、そんな学生に向けて薬剤師国家試験の対策の仕方について解説します。

目次

【薬剤師国家試験の勉強を始める時期】

まずは、薬剤師国家試験の勉強を開始するタイミングですが、6年生の夏が推奨されます。

もし大学の勉強などに余裕があるのなら、5年生の夏くらいから始めるともっと時間的余裕はあります。

学生によりいつ始めるかは、その時の大学での忙しさや学力などによって異なりますので、一概にはいえませんが、一般的には上記の時期になります。

薬剤師国家試験の勉強タイミングの詳しい内容については、以前、記事を書いていますので参考にしてください。

薬剤師国家試験の勉強を始めるタイミング

【薬剤師国家試験の勉強は何から始める?】

そして、実際に勉強をしていくのですが、適当にやっていても効果は期待できません。

しっかり戦略を立てて、スケジュールを組む、コツコツと行うことで成果が出やすくなります。

≪試験について把握する≫

まずは、その国家試験がどのような試験なのかをしっかり把握します。

ものの実態を知らないまま、適切な対策はできません。

試験の科目について、出題範囲も把握します。

全11科目(物理、化学、生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規、実務、制度、倫理など)

≪過去問を見る≫

ここでのポイントは、過去問を解くのではなく見ることです。

なぜかというと、基礎力をつけたばかりだと、試験を解いていくだけの学力はおそらくありませんので、今やってもできないものばかりで自信をなくしてしまいます。

ここでは、国家試験の範囲や概要を把握することを含め、過去問を見て、どのような問題形式か傾向かを何となく理解します。

その量なども感覚として掴みます。

≪好きな科目から勉強する≫

そして、実際に科目を勉強していきますが、ここではまずは得意科目や自分の好きなものから始めるといいです。

苦手科目は誰にでもありますし、そこから攻めていきたい気持ちはわかりますが、学生の性格によってはそこで心が折れてしまう可能性があります。

メンタルが弱い学生は特に、ここでは得意科目からスタートしてください。

≪苦手科目をやる≫

その上で、自身の苦手な科目や課題になるであろう科目を勉強していきます。

誰でも得意不得意はありますので、順番に沿って学力を高めていくのです。

苦手科目には特に時間をかけて、丁寧に勉強したいものです。

≪定期的な勉強の振り返り≫

あなたの勉強方法は合っているのか、合っていないのかは外から見てみないとわからないものです。

誰か第三者に客観的な視点で見てもらえたらいいですが、そうはいかないので、自分自身で勉強の振り返り期間を定期的に設けます。

例えば、週1や月2回など、それまでに行なった勉強を振り返ってみて、効果は出ているか、正しいやり方かなどを判断します。

自分自身にフィードバックを与える感じで、最初はなるべく頻繁に行います。

≪コツコツ積み重ねがポイント≫

学生の性格によっては、できるだけ短期間でガッツリやりたい人や、すぐに結果を出したい人などもいるかもしれません。

しかし、薬剤師国家試験への勉強は基本的に長期戦になりますので、忍耐強く取り組むことです。

すぐに結果を求めると、それが出ない時にモチベーションや自信をなくしてしまいますので、「時間がかかるもの」と認識しておきます。

【まとめ】

今日は、大学薬学部の学生に向けて、薬剤師国家試験の対策についてでした。

当サイトでは、このように試験の勉強ポイントなどを詳しく解説していますので、他の記事もぜひ参考にしてください。

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